音楽

2009年冬独唱会

2009年12月27日、川崎市宮前市民館大ホールで多摩高校合唱部の独唱会が開催された。チャンさんも歌うのでPちゃんと聴きに出かけた。

川崎市宮前市民館
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チャンさんはCaro mio benを歌った。

910名収容の大ホールでグランドピアノで歌うのだから、かなりの声量を必要とする。チャンさんは合唱部員の中では声が出ていた方だ。

帰りに宮前平駅にある「モーツァルト」という喫茶店でサンドイッチランチを食べた。
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ケーキが主力のお店みたいで、美味しそうなケーキが並んでいた。

サンドイッチランチのサンドイッチは、期待していなかったが、やはりあまり美味しくなかった。(美味しそうに見えるように写したが。。。)
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コーヒーには期待していたのだが、僕がたのんだエスプレッソはシャブシャブでどこがエスプレッソなのかわからなかった。
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夢の第九コンサート in 武道館 先行エントリー

TOKYO FM開局40周年記念に、2010年12月21日 日本武道館にて西本智実指揮による第九の演奏会がある。これは聴取者参加型のプロジェクトで、なんでも7000人が第九を歌うことになるという。

西本智実の大ファンでブログ仲間の未来さんから、合唱参加者先行申込サイトを教えてもらい、さっそく申し込んだ。僕はカウンターテナーなので、アルトを歌ってもいいかと主催者に質問したら、なんと「この度はお問い合わせ頂き誠にありがとうございます。今回ご参加頂く内容は、パート分けは致しませんので、皆様一様にソプラノの主旋律を歌って頂く事となります。 何卒ご理解頂ければ幸いでございます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。」という回答が返って来た。

やっぱり7000人だとそうなるかと思った。ちょっとがっかり。bearing 第九のアルトを歌いたかった。けど、ようするにお祭りなのだと割り切ればいい。ところで、参加費用はいくらになるのだろう。僕はまだ知らない。ご存じの方はお教えください。m(_ _)m

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バロkック・オーボエが戻って来た

Tさんにお貸ししていたバロック・オーボエが昨夜戻ってきました。

ハワイみやげのコーヒーがお礼に入っていました。どんな味がするのか楽しみです。

リードケースがハブラシ入れから、もうちょっと格好の良いケースに変わっていました。ラッキー( ^ω^ )

なんとTさんは、僕のブログを見て江崎先生に弟子入りしたそうです。その僕から、Tさん曰く「オーボエを借りることになるとは思ってもみませんでした」とは。縁とは不思議なものです。

最近ダライ・ラマにハマッテいて、ダライ・ラマ関連の本を読んでいるのだけど、こういうのを縁起というのでしょうか。そしてTさんにオーボエをお貸ししたことで、少しは功徳が積めたのかなと思いました。

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西本智実withロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

9月22日。待ちに待ったコンサートの日がやって来た。
西本智実指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるモーツァルトとベートーヴェン。

コンサートに備えて、3日ほど前からクラッシックは聴かず、音楽を聴くとしたら中島みゆきかバロック音楽にした。クラシックに飢えさせるためだ。

できるだけ、快適にサントリーホールに着くために、メトロ千代田線に乗り入れている小田急ロマンスカーを使うことにした。この車両は、2009年鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞している。見たことはあるが乗るのは初めて。町田駅で待つと、
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青い車両がカッコイイ。
車内は意外にすいていた。隣の席が空いているのでデイパックをおろし、Pちゃんが握ってくれた、マツタケご飯の素で作った、マツタケご飯おにぎりを食べていると、アット言う間に代々木上原に到着、そこで乗務員が交替して表参道まで止まらない。町田~表参道を29分で走った。銀座線に乗り換えて、溜池山王でおり、10分弱歩くとサントリーホール。何て楽ちんなんだ。僕はまたロマンスカーが好きになった。

サントリーホールに着くと、まだ開場の1:30より前だったので、近くのオープンカフェや、カラヤン広場を写した。
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これがカラヤン広場。
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開場を待つ人々。
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サントリーホール玄関。
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サントリーホールホワイエ。R0010859_1600

今回、僕の席は5列目の左端の方。座ってステージを見るとこんな感じ。この写真を撮っていたら、ホールのお姉さんに写真はダメですと注意された。コンサートが始まれば、勿論写真は撮らないけど、まだお客さんがパラパラ入っている程度の時でも写真を撮ってはいけないのかなぁ? みなとみらい や 浜離宮朝日ホール では注意は受けなかったのだけど。
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そして、いよいよ開演。
最初の曲は、モーツァルトの「後宮からの逃走 序曲」。メリハリの効いた指揮に対してオーケストラもそれに応え、気持のよい序曲だった。が、まぁ前菜ということなのでカーテンコールはなし。会場は、続くモーツァルトのピアノ協奏曲20番への期待で膨らんでいた。

そして、ピアニストのフレディ・ケンプの登場。大きな体をして、やさしそうな顔をした青年だ。僕は彼の演奏を聴くのは初めてなので、ドキドキした。

オーケストラの前奏が終わり、ピアノが入る。すぐに感じたのは、凄く歌うということ。テヌートと言っていいのだろうか、一音一音に心を込めて歌いあげる。けれど、オケを無視して歌うことはしない。節目節目で指揮者とアイコンタクトをとり、自分もオケに合わせようという姿勢が見えて好感が持てた。

第二楽章。この曲の中で、僕の一番好きな楽章。映画「アマデウス」で精神病院に移されたサリエリが車椅子に乗っているシーンで使われている。天上の音楽のような調べ。全てを浄化するようなメロディー。バイエルを終了した子供なら引けるほど簡単。だから、それをどう弾くかで演奏家は丸裸にされてしまう。ケンプの演奏は良かった。僕はグルダのCDを持っている。グルダは書かれた通りに、見事なまでにシンプルに弾く。が、ケンプは少しだが、ほんの少しだが、ケンプ流に歌う。歌い方のセンスがいい。この曲は中ほどに激しいパッセージがあって、また最初の美しいメロディーに戻るが、そこでケンプは最初と全く同じような弾き方はしない。即興的な(もちろん、熟考したのだろうが)装飾を入れる。実に楽しい。

第三楽章は激しいパッセージを見事な技巧で弾きあげた。演奏が終わると「ブラボー」が飛び、4回か5回目のカーテンコ-ルで鳴りやまぬ拍手に応えて、アンコール曲を弾いた。ショパンのノクターン。ここでも、ケンプ流に歌いあげ、会場を静けさで満たして最後の一音を弾き終えた。

僕はベートーヴェンの7番シンフォニーが目当てだったが、これはケンプにしてやられた。もしかしたら、この演奏会はケンプに食われてしまうのではないか。。。 少し不安になった。

20分間の休憩をはさんで、いよいよベートーヴェンの交響曲第7番。

僕はこの曲に強い思い入れがある。この曲を聴いて感動したのは高校生の時。FMラジオから流れてきた、カルロス・クライバーによる7番。凄く興奮して、レコードを買った。特に好きだったのが第四楽章。エネルギーが爆発するままに任せたこの楽章を聴きながら、登校した。と言っても今のようにウォークマンやi-Podがあるわけじゃない。家のステレオで第四楽章に針を落とし、外にガンガン聴こえるようにボリュームを上げ、朝の支度をして自転車に乗って家を出ていた。僕が出た後、母は切っていたのだろうか、多分そのまま流しっぱなしにしていたと思う。今なら近所から苦情が出るだろうが、そういうことは無かったようだ。

また、第二楽章は僕が大学のワンゲルで最後に行った神津島の合宿の帰りの船の出発時間に流れていた。五色のテープが流れ、「先生、サヨウナラ~」という声が聞こえる。神津島の小学校を離任していく先生を見送っているようだ。春の物憂げな空気の中、第二楽章を聴きながら、「春の岬 旅の終わりのかもめ鳥 浮きつつ遠くなりにけるかも(三好達治)」の句を思い出した。

西本智実の7番は一言でいえば元気のよい演奏だった。
第一楽章は、バンッ と 入らず ズザァン と入った。何のことか分からない? 分かる人だけでいいや。モーツァルトの時より楽団員が増え、迫力がある。テンポは普通で、木管が歌う所は歌い、まぁ普通に終わった。悪くはない。

第二楽章は、チェロ、ビオラ、第2バイオリン、第1バイオリンの順にテーマが演奏されるのが実感できる。携帯プレイヤーや小さなステレオでは味わえない生で近くで聴いているからこそ味わえる醍醐味。それに、ピッチカートが綺麗。これも生演奏だからだと思う。不滅のアレグレットは、あっと言う間に終わってしまった。

第三楽章。僕はこのスケルツォは第四楽章の布石ぐらいにしか思っていない。やや遅めのテンポで始まり、普通に終わった。

第四楽章。この楽章が良ければ、全て良し。期待と不安で一杯になる。第三楽章が終わってから、あまり間をおかずに始まった。テンポが速い。第三楽章が遅めだったので、よりスピーディーに聴こえる。この楽章は理性で聴くのではなく体で聴く。切れの良い棒で、所々で音楽が爆発する。だんだん興奮してきた。自分が若返って行くようだ。そう、この単調なばか騒ぎの仲間に入るには、子供の心を持たなければならない。知らず知らずのうち僕の指は指揮をし体は揺れていた。金管が高らかに鳴り響く。弦が目一杯しなる。そしてフィニッシュへ。ブラボーが出て、大きな拍手。3回か4回のカーテンコールがあり。おしまい。

怒涛の四楽章にブラボー! 終わりよければ全てよし。

今回の席は、5列目の左端の方だったので、オケの音がバランス良く聴こえてくるか心配だったが、あまり気になることはなかった。さすがサントリーホールである。前の方の席だったので、第一バイオリンの演奏者がよく観察できる。副コンサートマスターは、抒情豊かなメロディーを弾くと(モーツァルトの協奏曲のときにしばしば)、弾いた後、右隣に座っているコンマスに向かってうっとりした表情でほほ笑む。コンマスはいつも無視している。面白い。

第一バイオリンの最後尾にはアジア系の女性(そうそう、ロイヤル・フィルはイギリスのオケです)が二人座っていた。一人はインド系の顔。もう一人は中国の南の方の人みたい。アジアの女性ガンバレ。

それから、第一バイオリンを見る限り、後ろに座る人ほど、あまり力を入れて弾かないようだ。コンマスとかは、体全体で弾きまくるが、一番後ろのアジア女性二人はそんなに力を入れて弾かない。後ろで要らないことをしちゃいけないから、そっと弾いているのかなと思った。

今回の席からは指揮者も良く見えた。特に第一バイオリンに指示を出す時。残念だったのが、管楽器が全然見えなかったこと。でも聴く分には問題なかった。

前回、みなとみらいで聴いた西本智実は、今一だったが、今回は良かった。ケンプを聴けた収穫もあった。これで、しばらくはコンサートには行かないようにしよう。カメラ関係の買い物で金欠状態になったので。

サントリーホールで渡されたチラシを見てビックリ。東京ではこんなに音楽が溢れているのか! 有名オーケストラやソリスト達の演奏会がうじゃうじゃある。今回もらったチラシは、この日の演目に関係が深い、交響楽団とピアノが中心だった。それでも沢山ある。僕は、そんなうじゃうじゃある中から今回の演奏会をチョイスしたことになる。いい演奏会に巡り合えて幸せだった。

家に帰ると、「お父さん、声が大きいね」と言われた。音の洪水の中に居たので、感覚が麻痺したみたい。

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神奈川県立多摩高文化祭

もう一週間前になる。

9月13日(日)、チャンさんの通う神奈川県立多摩高校の文化祭に行ってきた。

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正門をくぐってパンフレットを受け取り、テニスコートの前を通ると、チャンさんのクラスの男の子が出店のサンドイッチマンをやっていた。

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さっそく、アベック通りの「後のまつり」に行ってみた。
チャンさんが、ヨーヨー売りをやっていた。
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その前では1回40円の射的をやっている。文化祭前日、何か景品としていいものはないかとチャンさんに頼まれて、帯付きの文庫本「容疑者Xの献身」と「誰か」を出した。見れば、なるほど「容疑者Xの献身」も的に並んでいる。

Pちゃんが挑戦した。弾は全部で3つある。
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Pちゃんは見事、3回目でマスクをゲットした。

次に、絵を見に行った。1階から2階へと続く階段に沿って、1年生が初めて美術の時間で画いた静物の油絵が展示してある。全部で10数点。その中で3点だけが額入りで飾ってあり、チャンさんのは額に入って展示されていた。
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Pちゃんによると「チャンのが一番上手い」らしい。そう言われてみれば、そういう気もする。チャンさんによれば、時間が足りなくて葉の部分の画き込みが足りなかったけど、それ以外は満足しているとのこと。Pちゃんとユトリロを見に行ったので、その影響で白色をたくさん使っているのが印象的だ。

2階には2年生が美術の時間で描いたポスターが展示してあった。どれも上手に見える。チャンさんはポスターはあまり得意ではないと言っていたが、来年はどうなるか楽しみだ。

次に、ワンゲルと生物部を見に行った。ワンゲル部は槍に登った時の写真が飾ってあり、テントやシュラフが置いてあった。

隣が生物部。生物部なのになぜか、「炎色反応」の実験をやっていた。地味な男子生徒が「実験をやるので見て行きませんか」というのでうなずくと、「ここに試験管に入った液体があります。何の液体か分からない時に、こうして白金につけてバーナーの火に近づけると、このように色が出ます。これはオレンジなのでナトリウムです」とたんたんと解説してくれた。
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僕は、この男子生徒にいたく感動してしまった。こんな地味で単純な実験を何のてらいもなく、本気モードでやれるとは! 川崎市という都会にあって(多摩高校は宿河原の田舎にあるが)なんて素朴な学校だろう! チャンさんは本当にいい高校に入った。

次は中庭のハス。
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出店は、ちょうどお昼時で人でごった返していた。僕とPちゃんはPTAの部屋でおにぎりを食べた。出店が出ている庭に面した校舎の二階にキリンがいた。
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チャンさんによると、このクラスはなぜかキリンに凝っているらしく、クラスのTシャツにもキリンが画かれていて、教室にもキリンの写真が貼ってあるらしい。

合唱部がコンサートの宣伝をして回っていた。クラスの出店の当番を終えて、チャンさんも合唱部の宣伝をしていた。
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12時半会場、13時開演。
僕は12時半前に着くと、もう待ちの列ができている。会場と同時に前の席をゲットした。

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13時になると、舞台の両方の袖から歌いながら合唱部が入場してきた。チャンさんは第2ソプラので左の方にいる。「訪問」「青のジャンプ」「歩く」+数曲歌った。
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悪魔を入らせないためドアを閉める という意味の「Shut De Do」では、体の表現も取り入れて、実に楽しそうだった。
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「歩く」では、ピアノの星野さんが、超絶技巧を聴かせてくれた。
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僕は途中で何度か泣きそうになった。あまり中学に行けなかったチャンさんが、皆と一緒に生き生きと歌っている。チャンさんだけではない。一人一人が自らの青春を力いっぱい歌に込めて歌っている。とても素晴らしい空間だ。ジャ先生と一緒に聴きに来てくれた東大生のI君は「あの空間は、あの時だけで、もう二度と同じものはないと思うと感動しました」と感想を述べてくれた。さすがI君。いいことを言ってくれる。ここでも、多摩高校の生徒は精一杯やることに誇りを持っていると感じた。チャンさんは、本当にいい高校に入れてもらった。

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ブリュッヘンの第9

銀座の山野楽器で買って帰ったブリュッヘンのベートーヴェン第9交響曲を聴いた。

僕が持っているブリュッヘン&18世紀オーケストラの演奏のCDは、モーツァルトが3枚、ベートーヴェンが7番、8番、メンデルスゾーンが2枚、ほとんど相模大野図書館と町田図書館で借りてきたもの。

ブリュッヘン&18世紀オーケストラは、もう20年以上も前、確か茅ヶ崎だったと思うが、モーツァルトの交響曲を生で聴いた。その時の感想は、まぁこんなものかな とあまり感激しなかった。むしろ、モダンに比べてノロノロ、モタモタしているようで、あまり好きな演奏ではなかった。

それから20年たってブリュッヘン&18世紀オーケストラの演奏をCDで聴くと、モーツァルトはそんなにモタモタしてはいない。ブリュッヘン節(リコーダーを吹いていた時のように、思い切った大げさな表現)が聞こえてきて楽しい。

急に話を変えるが、9月22日にサントリー・ホールで西本智実の指揮でベートーヴェンの7番を聴く予定。色んな人の7番を図書館で借りてきて聴いている。カルロス・クライバー、カラヤン、フルトヴェングラー、小沢征爾、アバド、ガーディナー、そしてブリュッヘン。
 
ワーグナーは7番を舞踏の聖化と呼んだが、指揮者によって踊っている人が違う。カルロス・クライバーはさわやかでエネルギッシュな青年、フルトヴェングラーは巨人、ガーディナーは紳士。では、ブリュッヘンは?

ブリュッヘンの7番の1楽章を聴いた時は驚いた。まるで骸骨が今にも膝を折りそうに歩いて行く。ぶっ倒れそうだが、どうにか最後までたどり着くという印象。2楽章は、全然聞こえない。物凄いピアノ。最初は驚いたが、他の指揮者と聴き比べているうちに、ブリュッヘンの1楽章がとても味があって面白くなってきた。そんな体験があり、ブリュッヘンの第9は鬼が出るか蛇が出るかという意気込みで聴いた。

1楽章、2楽章、3楽章、所々で見せるブリュッヘン節はあるものの、どちらかというと控えめな演奏。これは期待を裏切られたと思った。最終楽章は声が入ってくる、器楽奏者出身のブリュッヘンは合唱指揮出身のガーディナーよりうまくは振れないだろうとたかをくくっていた。ところが、この4楽章が素晴らしかった。今まで聴いた第9の中で出色だと感じた。ガーディナーよりいい。

何がいいか? 声と楽器の融合を見事に成功させている。楽器がガンガン鳴って、声がワンワンわめく、うるさい第9ではない(ソリスト達の大声合戦で、いつもアルトが負けるのを聴くのは忍びない)。また、楽器の伴奏で声が主役の第9でもない。声という楽器と、(本当の)楽器を同じ楽器として対等に扱い、それらを見事に出し入れしている。声も楽器もよく歌っていて、表現力も素晴らしい。

けど、そんな風に感じるのは、ブリュッヘンのリコーダーの影響を受けているのかな? ブリュッヘンの表現の仕方(あのオドロオドロしい、場合によっては少し大げさな)に共感できるのは、確かにリコーダー奏者であるブリュッヘンの影響を受けているのだろう。

ブリュッヘンのリコーダーを知らない人が、ブリュッヘン&18世紀オーケストラを聴くとどんな感想を抱くのだろう?

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第76回NHK全国学校音楽コンクール 神奈川県大会 高校の部

第76回NHK全国学校音楽コンクール 神奈川県大会 高校の部が、8月6日、横浜にある神奈川県立音楽堂で開催された。

チャンさんの学校(県立多摩高校)も出場したので、応援に行った。

チャンさん曰く「今年は、ポンジョが強いらしい」「うち(多摩)とポンジョとキタカマクラで争うことになる」

チャンは多摩高に入学して合唱部に入り第2ソプラノを歌っている。毎日遅くまで練習している。夏休みに入ってからも練習が続き、Nコンに向けて河口湖で合宿もやって、いよいよ決戦のとき。

神奈川県立音楽堂にはJR桜木町駅から歩いて約10分。紅葉坂を登ると着く。
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外からは音楽ホールとは気づきにくい外観。
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ホールに入ると、12番目の山手学院高等学校の演奏中だった。結構うまい。チャンは、うちは強いと言っていたけど、他も上手だと感心し少し不安になる。それと、会場の雰囲気に感動した。ステージの上では、一生懸命練習してきた歌を精一杯歌っている。高校生の席では、他校の歌声に真剣に耳を澄ませている。一般席では、それを応援したり、温かく見守ったり。どの高校の演奏の後でも万雷の拍手。

13番目の高校は、県立厚木商業高等学校で8人での演奏だった。たった8人だったが、皆歌えていて、聴いていてすがすがしく思った。残念ながら、この高校は入賞しなかった。

チャンさんの多摩高校は16番目。指揮は小川先生、ピアノは星野さん。
(アップロードできるのが1MBまでなので、顔は良く分からない)
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先ずは、課題曲の「あの空へ~青のジャンプ~」石田衣良作詞、大島ミチル作曲
「空を駆ける鳥たちも 最初から うまく飛べたわけじゃない」女声の優しい歌声から始まる。
今まで聴いた中(ポンジョとキタカマクラは聴けなかった)では、一番美しい声!
先輩方から受け継いできた発声方によるものだろう。チャンさんは前列の左から3番目。
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自由曲は、木坂涼作詞、森山至貴(多摩高校卒業生)の「訪問」
この曲は難しい。まだ完全にものにした感じじゃない。チャンさんは、中列の左から4番目。
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出場校が全て歌い終わり、審査に入った。僕とPチャンは喫茶店で休憩した。僕達が聴いた中では多摩高が一番だと思ったが、ポンジョもキタカマクラも聴いていないので比較ができない。

いよいよ審査結果の発表。銅賞4校、銀賞2校、金賞1校が選ばれて、関東甲信越大会に出場できるのは金賞の1校だけ。夏の甲子園みたいなものだ。野球は神奈川は激戦区だが、合唱はどうなのだろう。多分激戦区のような気がする。

銅賞から発表があった。銅賞を獲得した高校は喜びの声を上げていた。

銀賞の発表。1校目は、「北鎌倉女子学園高等学校」 喜びの声はなく、会場は静かだった。銀賞の2校目「県立多摩高等学校」 会場には落胆の声が漏れた。

金賞は「日本女子大学附属高等学校」 女の子の歓声が上がった。

チャンが言っていた通りポンジョが強かった。残念なことにポンジョの演奏は聴けなかった。来年は、もっと早く来て色々な高校の演奏を聴こうと思った。

多摩高校はよくやった。ポンジョもキタカマクラも私立、そして女声。公立で、混声でトップは多摩高。

最後に、今年の課題曲「あの空へ~青のジャンプ~」を会場全体で合唱した。一般席にはOBやOGが多いみたいで高校生に負けないくらい美声で歌っている人がいた。

この課題曲の歌詞は泣ける。高校生にぴったりの歌詞。さすが石田衣良(4TEENで直木賞を受賞している。僕の本棚にもある)。最後の方に、「おとうさん さよなら もういくね」「おかあさん ありがとう 忘れない」 という歌詞が出てくる。チャンさんも、自分の道を見つけて羽ばたいて行って欲しい。

見上げると、夏の空が広がっていた。
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お詫び:今年(2009年)一杯はバロックオーボエの記事は載りません

ブログタイトルに「バロックオーボエ」と冠しながら、最近バロックオーボエの記事を書いていません。

理由は、訳あって今年(2009)年の12月まで僕のバロックオーボエを他の人に貸しています。
来年(2010年)になれば、貸している楽器が戻ってくるので、江崎先生のレッスンを再開します。

というわけで、今年(2009年)中はバロックオーボエの記事は、このブログには載りません。

m(_ _)m

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江崎浩司ヨハネを振る

7月11日。浜離宮朝日ホールで、バッハのヨハネ受難曲がスプラアンサンブル(合唱団)の第15会演奏会として開かれ、江崎先生がタクトを振りました。

ダチョウ山は体調不良だったので、Pちゃんについてきてもらい二人で聴きました。

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スプラアンサンブルは、音大卒と有名大学卒(旧帝大とか東工大とか早稲田とか)が半々くらいのアマチュア合唱団(だと思う)。

エバンゲリストはプロ。

オケはプロ(だと思う)。知っている人は、オルガンの能登さんとファゴットの永谷さん。

合唱指揮は北條加奈さん。加奈さんは、ダチョウ山がアカデミアコンソートの合唱団員だった時(8年前)に演奏したモーツァルトのヴェスプレとレクイエムのアルトソロを歌ってくれた。

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江崎先生と加奈さんで作り上げた合唱は、説得力がありとても素晴らしかった。

江崎先生は、色々面白いことをするのが好きな人で、今回も色々な仕掛けがあった。

第1曲のHerr(主よ)は、フォルテで演奏されることが多いが先生の解釈はピアノだった。ピアノで祈る。

第2曲でイエスが「誰を探しているのか」と問われるのに答えて、「ナザレのイエスだ」と叫ぶのが2回あるが、2回目は先生によると「腰砕け」の状態になっているので、ピアノだった。

ペテロの否認で最初に「Ich bin's nicht」と言う箇所。Ichの後に間があった。これはペテロがためらったのだ(と思う)。

こんな風に江崎先生による指揮は面白く、あっという間に全曲聴いてしまった。

ソロは合唱団員が代わる代わる出てきて歌った。

アルトは加奈さんが2曲とも歌った。どちらも表現が深く繊細で声量もあり、聴衆をうっとりさせた。

ダチョウ山が加奈さんに会ってから8年間たっている。当時加奈さんは普通の女の子(多分学生さん)だった。8年間でダチョウ山は20kg太った。加奈さんもそのくらい大きくなったみたいだ。初めて会った人みたいで、よく見ると当時の面影が残っている。ダチョウ山はただ豚になっただけだけど、加奈さんは声楽家として大きくなった。楽器が大きくなった。

Pちゃんは時々寝てて、誰がイエスかも分からなかったみたいだけど、合唱があったり、ソロはいろんな人が出てきて歌ったので飽きなかったみたい。久しぶりで二人で聴いたコンサート。聴きに行って良かったと思った。





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西本智実を聴く

5月30日 以下のコンサートを横浜のみなとみらいに聴きに行った。

西本智実(指揮)  ルーマニア国立ジョルジュ・エネスコ・フィルハーモニー
    バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
    プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 「古典」 作品25
    ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
    アンコール ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番

音楽、特にオーケストラを聴くのはエネルギーが必要なので、最後まで聴けるか心配だったが、火事場の何とかでバッチリ最後まで聴いた。久しぶりに聴くナマのオケに、どっぷり浸かって堪能した。

とてもメリハリの効いた、いい演奏だった。

バルトークの曲は初めて聴いたが、とても可愛らしい曲で引きつけられた。

プロコフィエフもなかなか良かった。曲の良さを十分に引き出していたと思う。

ブラームスの交響曲はとても好きな曲なので期待していたのだが、切れの良い、クレバーな演奏だったが、冷静に聴いてしまい、曲に飲み込まれることがなかったのは残念だった。スタンディングオベーションをする人もいなかった。

もう25年前になるが、名古屋で大学生をやっているとき、FM愛知でやっていたコンサートチケットに応募したら当選して、家内と聴きに行った。その時の曲がブラ1。オケはドレスデン国立歌劇場管弦楽団。指揮は忘れた。

この時、初めて演奏会は生き物だということに気がついた。

ドレスデンのブラ1の演奏は1楽章から何かヒタヒタと来るものがあり、2楽章3楽章へと、そのヒタヒタ感が盛り上がっていき、4楽章のあの歓喜の歌に似たメロディーが奏でられる頃から会場一帯に何か大きな竜が出現し、音楽に合わせてのたうちまわっているような異様な空気に満たされた。大きな竜はクライマックスに向かって更に大きくなっていきクライマックスで火を吹いて終わった。僕の隣のサラリーマン風の人が、立ち上がって「ワァー」とか「ギャー」とか何と言ったか忘れたけど叫んだ。僕も叫びたい衝動に駆られたが、やったことがないのでできなかった。

今度、同じような感覚になったら「メェー」と叫ぼうとチャンと約束して西本智実の演奏を聴きに行ったのだが、残念ながら「メェー」と叫ぶほど訳が分からなくなると言うことはなかった。

アンコールは有名なハンガリー舞曲の5番。名前を知らなくてもほとんどの人が聴いたことがあるはずだ。この演奏は良かった。この曲はどんな風にメリハリをつけるかで曲の印象がだいぶ違ってくる。西本の演奏は時に抒情的で、バシット決めるところは決めて、全体の流れも軽快で良かった。スタンディングオベーションをする人が数人いた。私はやらなかった。西本智実はロシアで活躍している(いた?)指揮者で、ロシアや東欧の曲が上手みたい。今回もブラ1以外が良かったと思う。次回はチャイコフスキーとか聴いてみたい。

少し辛口になったが、見た目はものすごくカッコイイ。彼女のオフィシャルサイトを見てね。指揮者にはカリスマ性が必要なので、カッコイイのは大切なことだ。指揮振りもとてもカッコイイ。指揮台の上で時に激しく、時にやさしく、ダンスを踊っているようだ。

演奏会が終わって外に出ると、おばちゃん達が楽屋口にたむろしている。どうやら西本智実が出てくるのを待っているようだ。女性:男性が9:1くらい。演奏会場も女性:男性が7:3くらい。女性が圧倒的に多い。チャンによると女性は、女性から見てカッコイイ女性に憧れるのだそうだ。皆な携帯のカメラで待機している。僕はGR DIGITALを持っていたので、白黒でハービー山口っぽく写そう。曇天なのでプラス0.3のレベル補正をして心配なのでオートブラケットにして、F3.8くらいで手ぶれしないようにと準備周到で待っていた。20分待っても出てこない。オケの人達が出てきて次から次へとバスに乗り込む。20分待ったのだからもう少し待ってみようと更に20分くらいしたら、オケの人達を載せたバスが発車して行った。

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少したって、関係者の人が「西本さんはこちら側からは出ないけど、少し挨拶をしますので」ということで、待ちに待った西本智実が登場した。身長は162cmくらいで普通。関係者の人達が「写真はご遠慮願います」と何度も何度も繰り返す。私は度胸がないので、結局写真は撮らなかった。サット撮って、サット逃げれば良かったかな。けれど、いいことが一つあった。握手したよ。指揮ぶり同様にキチットしてて少し柔らかかった。

家に帰ると疲れがどっと出てきた。日曜は完全休養だ。

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